横浜市港南区の不動産のことなら株式会社ウッドスタジオ

深刻化する空き家問題とその原因

少子高齢化や家族構成、ライフスタイルの急激な変化により、日本では高齢者のみで暮らしている世帯が急速に増えています。そのため、親が施設や高齢者住宅に入居したり、亡くなったりすると、それまで親が住んでいた家が空き家になってしまうのです。

空き家を放置することの手続き上のリスク

子どもが遠方に住んでいたり、近くに住んでいても忙しかったりすると、空き家の手入れが行き届かず、意図的ではないにしろ空き家は放置されたままになってしまいます。中には相続した空き家を放置したまま被相続人が亡くなり、親族とも連絡が取れないまま相続の手続きも取れずに、空き家が放置されてしまうこともあるのです。

このようなケースでは、空き家の処分をするための手続きも煩雑になり、手が付けられない状況になってしまいます。

また、更地になると固定資産税が上がりますので、所有者が近くに住んでいても固定資産税の節約のため、空き家を壊せずにいる場合もあるようです。

空き家を放置することの物理的なリスク

空き家が多い地域は建物が活用されず、人の賑わいも減少してしまいます。また、空き家が増えることで、町の中に人の目が届かない場所が増えて治安の悪化にもつながります。放火や不法投棄・不法侵入は、一般の住宅よりも空き家に対して行われやすいともいわれているのです。

さらに、手入れがされていない空き家が増えると、動物が住みついたり、風雨にさらされた建物が崩れて倒壊のおそれが出てきたりと、安全上の問題も生じます。

特定空き家とは

このような懸念から国は空き家対策特別措置法を定め、倒壊など保安上危険性があったり、衛生環境が悪く周辺環境に有害な影響をもたらしたりする空き家を「特定空き家」として指定するようになりました。

特定空き家に指定されると固定資産税が高くなるだけでなく、改善勧告や命令に従わない場合に罰金が科せられたり、行政代執行で空き家の解体が行われ、その費用を請求されたりします。

早めの解決がおすすめ

地域や近隣に迷惑になるような特定空き家になってしまってからでは対応が大変ですので、目配りをすることが大切です。空き家管理サービスには、NPOが実施する安価な巡回報告サービスから、専門的なメンテナンスまで行う民間業者の有料プランまで様々なものがあります。

とはいえ、使う予定のない空き家を自分で所有し続けるのは、維持管理費や災害時の補修、草刈など、費用や手間を考えると得策とはいえません。空き家の売却を検討するなら、空き家になって日が浅ければ浅いほど無駄な費用をかけずに済みます。

空き家の不動産査定をして、売却や賃貸の仲介を依頼することで、資産として活用できる可能性も高まりますので、早めにウッドスタジオにご相談ください。